コタイ地区ホテル客室、今後3~5年で1.4万室増

多くのカジノ運営企業がコタイ地区への進出計画を明らかにし、政府が相次いで土地利用承認を行う中、2016年までにコタイ地区で増加するホテル客室数が14,200室にも上る。

10日付地元有力紙「澳門日報」が報じた。2012年10月末現在、全マカオで100軒のホテルが擁する客室数は26,050室。コタイ地区に今後14,200室の客室がオープンすることに対し、ホテル関係者は客室数の増加スピードにマカオを訪れる観光客数の観光客の伸びが追いつかないことを上げ、客室稼働率が低下するのではないかとした。また、体力のあるコタイ地区5つ星ホテルが次々とプロモーション価格を打ち出して顧客の囲い込みを図る一方、伝統的3つ星ホテルは価格面での競争にさらされ、苦しい戦いを強いられているという。

しかし、現在マカオを訪れる旅客の平均滞在日数が1.0日であることから、宿泊需要を掘り起こすことでホテル稼働率を高める余地は大きいとの見方もある。マカオでは官民ともに滞在型リゾート都市としての魅力を高めるインフラ整備、MICEの誘致などに力を注ぐ。

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