マカオ、住宅街のゴミ箱に首切られた半裸の若い女性…救急搬送され一命取り留める
- 2016/10/30 10:20
- 社会・政治
10月29日午後11時頃、高層マンションが立ち並ぶマカオ屈指の人口密集地、筷子基(ファイチーケイ)地区の路上に設置された大型のゴミ箱の中から頸部に傷を負った女性が発見された。
マカオ司法警察局によれば、たまたま現場を車で通りがかった市民が、ゴミ箱から足が出ているのを見つけ、中を確認したところ、半裸で血まみれの女性だったことから、すぐに警察に通報したという。
救急隊が現場に到着した際、女性は頸部に13センチの静脈に達する切り傷があり、意識は朦朧としていたという。女性はすぐに仁伯爵綜合医院に緊急搬送され、一命を取り留めた。発見時、女性は上半身裸で、下半身についても下着がずれた状態だったという。
被害者はマカオ居民(マカオ居留県保有者)で、年齢は20歳前後とのこと。
警察では重大傷害事件として全力を挙げて捜査を行っているというが、10月30日午前9時前の時点で犯人逮捕には至っていない。
【更新】
マカオ司法警察局は10月30日夜に緊急記者会見を開き、この事件の加害者とみられる中国本土出身の25歳の男を殺人未遂と強姦の疑いで逮捕したことを明らかにした。警察発表によれば、男と被害者はマカオの同じスタンドドリンク店に勤めており、被害者が体調不良を訴えて休憩中に性的暴力をふるったほか、ペット用の精神安定剤を服用させ、刃物を使って被害者の頸部を切りつけたという。その後、段ボールに被害者を入れ、ゴミ箱に遺棄し、再び店に戻っていた。容疑者は犯行を認める供述をしているとのこと。