香港島中心部で大規模抗議行動発生…現地日本総領事館が在留邦人に注意喚起

在香港日本国総領事館は11月6日深夜、同日香港島中心部の西環(サイワン)で大規模な抗議活動が発生したことを受け、在留邦人向けにメールマガジンを発出して注意を呼びかけた。

今回の抗議行動発生の経緯や安全確保に関する情報など、メールマガジンの内容は以下の通り。

(1) 6日、香港島中心部の西環にて、民主派の議員や市民らが、本土派議員2人の就任宣誓問題に対する中国の介入に反対する抗議活動(主催者発表で約1万1千人)を行ったところ、デモ隊の一部が事前に申請したルートを外れて中国政府の香港出先機関「中央政府駐香港連絡弁公室」を取り囲み、前進を阻止しようとした警官隊と衝突、警官隊が催涙スプレーを使用しました。

(2) 現時点では、警官隊とデモ隊が対峙している模様ですが、今回の衝突により一部逮捕者も出ていると報じられる中、報道によると、7日も全国人民代表大会による香港基本法の法解釈が出される予定であることなどから、今後同様のデモや不測の事態が再発する可能性は排除されません。

(3) つきましては,香港への渡航・滞在を予定している方及び既に滞在中の方は、上記情勢に留意の上、報道等から現地の最新情報を入手し、状況に応じて旅行計画を変更・延期することも含め自身の安全確保に努めてください。また、不測の事態に巻き込まれないよう、デモや集会の会場等には絶対に近づかないよう注意するとともに、立法会、各裁判所及び中央政府駐香港連絡弁公室等への不要不急の訪問は避けるようご注意ください。更に、デモ隊や群衆に遭遇した場合には、直ちにその場から離れ、安全な場所へ退避するよう努めてください。

在香港日本国総領事館(資料)—本紙撮影

在香港日本国総領事館(資料)—本紙撮影

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