マカオ、ギャンブラー対象の高利貸しグループ11人逮捕…押収物に日本円の現金も
- 2016/11/8 9:32
- 社会・政治
マカオ司法警察局は11月7日、同月5日に高利貸しグループを形成していた男9人、女2人の計11人(マカオ籍2人、中国本土籍9人)を逮捕したことを明らかにした。
同局が昨年(2015年)11月に捜査を展開した高利貸し事件において、被疑者の中国本土籍の男4人の背後に主に中国本土からの旅客を対象にした貸金、債権者の監禁、強引な取り立てを行う大掛かりな組織が存在することが判明し、今回の逮捕につながったもの。
警察によれば、このグループは2014年から活動を開始し、少なくとも500人に対して1000万パタカ(日本円換算:約1億3000万円)にも上る貸し付けを行っていたという。被疑者の自宅からは大量の借用書、他人名義の身分証明書などが見つかっており、中には日本円の紙幣を含む現金も含まれていた。
なお、中国本土籍の被疑者のうち2人はマカオの就労ビザを取得してマカオに滞在していたというが、実際には全く勤務している形跡がなかったという。
警察では、残る逃走中のメンバーの行方を追っているとのこと。