マカオの16年9月新規住宅ローン承認額、前月から上昇継続
- 2016/11/11 11:21
- 産業・経済
マカオ政府金融管理局が11月11日に発表した今年(2016年)9月の住宅及び商業物件向けローン関連統計の内容によれば、前月との比較で住宅不動産向け、商業不動産向けともに新規ローン承認額が上昇した。
9月の新規住宅ローン貸付承認総額は前月から44.3%上昇の54億パタカ(日本円換算:約719億円)。このうち、マカオ居民(=マカオ居留権保有者)が占める割合は98.8%。金額ベースではマカオ居民向けが49.2%増、非居民向けが60.6%減だった。前年同月比でも48.2%の上昇。
プレビルド(未完成)物件に対する新規貸付承認額は前月から14.8%の下落となる2.5億パタカ(約33億円)。前年同月比では75.4%の下落だった。
新規商業物件向けローン貸付承認額は前月から21.5%上昇の90億パタカ(約1199億円)。前年同月比では13.9%の下落。
9月末時点の住宅ローンの未返済残高は1786億パタカ(約2兆3793億円)で、前月末から0.4%、前年同月から5.0%のそれぞれ増。このうち、マカオ居民が占める割合は93.5%。マカオ居民の未返済ローン残高は前月から0.3%、非居民は1.0%のそれぞれ増。
商業物件向けローン未返済残高は前月末から0.1%の下落、前年同時期から10.4%増となる1698億パタカ(約2兆2621億円)。このうちマカオ居民が占める割合が89.0%。マカオ居民と非居民の未返済ローン残高は前月からそれぞれ0.2%下落、0.4%上昇。
9月末締めの住宅ローン未返済比率は0.15%で、前月末から横ばい、前年同月から0.07ポイントの上昇。商業物件向けローンの未返済比率は0.11%で、前月末から横ばい、前年同月から0.1ポイントの上昇。