マカオ経済、2年ぶりプラス成長=16年Q3
- 2016/11/23 9:43
- 産業・経済
マカオ政府統計調査局は11月22日、今年第3四半期(2016年7〜9月期)の域内総生産(GDP)が前年の同じ時期から実質4%上昇したとする最新データを発表。
マカオのGDPがプラスを記録したのは実に2年ぶり。外地における需要が改善し、ゲーミング(カジノ)サービス輸出が今年第2四半期から10.1ポイント改善の0.2%、その他ツーリズムサービス輸出が12.5ポイント改善の6.5%のそれぞれ上昇。貨物輸出は9.1ポイント改善のマイナス15.6%に。内需も安定化し、個人消費支出が0.3%、投資が2.3%のそれぞれ増。政府最終支出は1.3%、貨物輸入は7.3%減。
マカオ経済の屋台骨となるのがゲーミング(カジノ)産業だ。月次カジノ売上は今年7月まで26ヶ月連続で前年割れとなったが、8月以降は再び上昇基調が続いており、第3四半期累計カジノ売上は前年同期比1.2%増の550.05億パタカ(日本円換算:約7148億円)に。四半期ベースのカジノ売上が前年比でプラスを記録したのは2014年第2四半期以来のこと。