マカオの11月カジノ売上14.4%増の187.88億パタカ(2680億円)…4ヶ月連続プラス=1〜11月累計2033.95億パタカ(2.9兆円)、早くも年間予算目標達成
- 2016/12/1 15:19
- カジノ・IR
マカオ政府博彩監察協調局は12月1日、今年(2016年)11月のマカオの月次カジノ売上について、前年同月比14.4%増、前月比13.9%減となる187.88億パタカ(日本円換算:約2680億円)だったとする最新統計を公表した。
マカオの月次カジノ売上は一昨年6月から今年7月まで26ヶ月連続で前年割れだったが、8月から11月まで4ヶ月連続で対前年プラスを維持した。上昇幅も拡大している。
8月22日にウィンパレス、9月13日にパリジャンマカオの大型カジノIR(統合型リゾート)が相次ぎ開業したことで、一定の底上げ効果があったものとみられる。
今年1〜11月の累計カジノ売上は2033.95億パタカ(約2兆9033億円)で、前年同期比4.3%減。マイナス幅は前月から1.4ポイント縮小した。
マカオ政府は1〜12月の年度予算目標を2000億パタカ(約2兆8539億円)に設定しており、1ヶ月の余裕を持っての達成となった。
なお、昨年通期の累計カジノ売上は、前年から34.3%の大幅減となる2308.40億パタカ(約3兆2939億円)で、2年連続で前年割れとなり、金額は2011年実績をやや下回る水準にまで逆戻りした。
【資料】2016年のマカオの月次カジノ売上の推移(カッコ内は前年比)
・1月:186.74億パタカ=約2665億円(21.4%減)
・2月:195.21億パタカ=約2786億円(0.1%減)
・3月:179.81億パタカ=約2566億円(16.3%減)
・4月:173.41億パタカ=約2474億円(9.5%減)
・5月:183.89億パタカ=約2624億円(9.6%減)
・6月:158.81億パタカ=約2266億円(8.5%減)
・7月:177.74億パタカ=約2534億円(4.5%減)
・8月:188.36億パタカ=約2685億円(1.1%増)
・9月:183.96億パタカ=約2623億円(7.4%増)
・10月:218.15億パタカ=約3110億円(8.8%増)
・11月:187.88億パタカ=約2680億円(14.4%増)
>1〜11月累計:2033.95億パタカ=約2兆9033億円(4.3%減)