マカオ、12万パタカ(約170万円)以上の現金持ち込み/持ち出し申告義務化へ=資金洗浄やテロ資金対策

マカオ行政会の梁慶庭報道官は12月1日、12万パタカ(日本円換算:約170万円)相当の現金等のマカオへの持ち込み、マカオからの持ち出しについて、申告を義務付ける法案をまとめたと発表した。

法案の内容によれば、規定金額を上回る現金及び/または無記名で譲渡可能な小切手を携行してマカオへ入境、マカオから出境する場合、税関検査場において諸手続きが必要な者が通過する赤色レーンへ進んだ上、専用フォームに記入して税関職員へ提出し、質問に応じる義務が生じる。

無申告での持ち込み、持ち出しが発覚した場合、規定金額超過分の1〜5%、ただし1000〜50万パタカ(約1万4000〜700万円)の範囲の罰金を科すとしている。

申告義務化の理由については、マネーロンダリング(資金洗浄)やテロ資金封じ込めの国際規定に合わせるためとした。法案は立法会で審議される予定。

マカオはフリーポートして知られ、現在、現金等のマカオへの持ち込み、マカオからの持ち出しについては金額の大小に関わらず申告不要となっている。また、世界最大のカジノ売上を誇り、申告制度の導入によるギャンブラーへの影響の有無にも注目される。

マカオ国際空港税関検査場の赤緑式レーン(資料)=2016年10月(写真:澳門海關)

マカオ国際空港税関検査場の赤緑式レーン(資料)=2016年10月(写真:澳門海關)

関連記事

最近の記事

  1.  マカオではアフターコロナで社会・経済の正常化が進む中、歩行者による禁止場所及び赤信号での道路横断…
  2.  マカオ・コタイ地区にある複合リゾート「リスボエタマカオ(澳門葡京人)」の運営会社は4月3日、館内…
  3.  マカオ国際空港運営会社にあたる澳門國際機場專營股份有限公司(CAM)は4月1日、前月(2月)25…
  4.  マカオ政府旅遊局(マカオ政府観光局/MGTO)は4月4日、同月17日から20日まで、日本の東京・…
  5.  マカオ司法警察局は4月1日、”アイス”と呼ばれる覚醒剤の密売に絡み、マカオで内装工として就労する…

ピックアップ記事

  1.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」の新線「横琴線(…
  2.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…
  3.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  4.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…

注目記事

  1.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  2.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  3.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  4.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  5.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年4月号
(vol.142)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

マカオ新聞|The Macau Shimbun