団体旅行客数、ホテル稼働率堅調―11月

マカオ政府統計調査局は14日、去年(2012年)11月の団体旅行客及びホテル客室稼働率統計を発表。同月マカオを訪れた団体ツアー客はのべ853,991人で対前年8.6%増、ホテル客室稼働率は同1.8%減の86.7%だった。稼働率低下の理由は3,000室規模の新規大型ホテル開業のためとみられるが、依然として高水準を維持。

11月にマカオを訪れた団体ツアー客のべ853,991人の主な出発地別内訳は下記の通り。
・中国本土:642,971人 9.4%増(うち広東省:238,482人)
・台湾:59,822人 26.4%増
・韓国:43,825人 59.6%増
・香港:27,622人 25.2%減
・日本:12,589人 41.9%減

昨年1-11月の団体ツアーによる入境旅客数合計はのべ8,235,050人で、前年同期比22.5%増、旅客総数に占める割合は32.2%となる。11月単月では韓国からの団体旅行者が大幅増となる一方、日本は10月の2.4%減から減少幅が大幅拡大する結果となった。しかし、1-11月の通算では231,119人で、前年同期比17.7%増をキープしている。

マカオ全体で100軒のホテル及びサービスアパートメントが昨年11月末時点で提供する客室数は26,050室となり、対前年3,722室、16.7%増。うち、5つ星ホテルの客室が占める割合は63.8%。

2012年11月のホテル及びサービスアパートメントの宿泊人数はのべ839,080人で、対前年7.5%増、平均宿泊日数は1.4泊で、0.07泊の減少。ホテル及びサービスアパートメントの客室稼働率は1.8%減の86.7%。うちホテルに限ると87.3%、さらに4つ星ホテルでは90.1%と平均を大きく上回る。昨年1-11月のホテル及びサービスアパートメント宿泊者数合計はのべ8,642,379人で前年同期比10.9%増、平均客室稼働率は82.8%で同0.8%減。9月末の大型ホテルオープンにより供給が増えている中、稼働率は引き続き高水準を維持している。

2012年1-11月、ホテル及びサービスアパートメントに宿泊したゲスト数は旅客総数の65.2%を占め、前年同期比3.1%増。

2013年頭に新棟がオープンし、マカオ最大規模の客室数となるシェラトンマカオ (c) Sheraton Macao

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