レジェンドパレスホテル、17年1月中旬ソフトオープンへ…マカオフィッシャーマンズワーフ内=カジノ併設予定、新エキジビション施設も計画
- 2016/12/12 7:27
- 産業・経済
マカオの主要な海の玄関口となる外港フェリーターミナルに近い新口岸地区にあるテーマパーク、マカオフィッシャーマンズワーフ内で建設中の新ホテル、レジェンドパレスホテルが来年(2017年)1月にもソフトオープンする見通しという。
マカオフィッシャーマンズワーフを運営するマカオレジャー大手のマカオレジェンドディベロップメント社(以下、MLD)エグゼクティブ・ダイレクター兼CEOのデービット・チャオ氏が12月11日、地元メディアの取材に応じた際に明らかにしたもの。
同氏は、近日中に政府関連部門によるインスペクションが実施されるとし、旧正月(2017年の旧正月元旦は1月28日)前にオープンさせたい意向のほか、同ホテルに建築面積8万平方フィート(約7432平米)規模のエキジビション施設を増築する計画があるといい、17年1月にも当局へ申請を行う考えを示した。
MLDがこれまでに公表した資料によれば、レジェンドパレスホテルは中世の中・北アジア風がテーマといい、ホテル等級は5つ星、スイートを含む客室数は223室で、カジノを併設予定とのこと。
目下、MLDでは3軒のホテルの新設を含むマカオフィッシャーマンズワーフの大規模リノベーション工事を進めている。1つ目のホテル、東欧・プラハをテーマとしたハーバービューホテル(客室数444室、4つ星)は昨年(2015年)2月に開業済み。2つ目がレジェンドパレスホテル。3つ目は17世紀中欧のルネッサンス風をテーマとしたレジェンデールホテル(客室数500室、5つ星)で、2018年末までの竣工を予定しているという。
マカオは面積約30平方キロ、人口約65万人という小さな街だが、海外(中国本土、香港、台湾を含む)からマカオを訪れる旅客数は年間3千万人(延べ、以下同)を上回り、アジア有数の観光都市として知られる。
マカオ政府統計調査局の最新統計によれば、今年9月末現在のマカオの営業中ホテル数は前年同期から4軒増の107軒、供給客室数は20.7%増の3万6197室。マカオではホテル建設ラッシュが続いており、近い将来、供給数は現状の約1.4倍となる5万室規模に達する見込み。