マカオの世界遺産・聖ポール天主堂跡の青銅像、修復のための調査実施

マカオ政府文化局は12月13日、マカオ歴史市街地区にある世界遺産建築物、聖ポール天主堂跡の前壁に設置されている銅像について、修復のための事前調査を実施する。

調査実施に伴い、同日午前7時から午後6時までの間、観光客の訪問に影響のない範囲で一部エリアが封鎖されるという。

聖ポール天主堂跡は17世紀にカトリック・イエズス会が建てた聖母教会及び聖ポール大学のあった場所にあたり、1835年の大火により前壁及び石段の一部を残して焼失し、現在の姿となった。建設作業には日本人キリシタンが関わったと伝えられている。

前壁部分には幼きイエス像、マリア像、イエズス会のフランシスコ・ザビエルら聖人の像など青銅像が設置されている。

世界遺産・聖ポール天主堂跡の前壁(資料)=マカオ歴史市街地区-本紙撮影

世界遺産・聖ポール天主堂跡の前壁(資料)=マカオ歴史市街地区-本紙撮影

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