マカオ返還記念日、中国復帰17周年
- 2016/12/20 14:14
- 社会・政治
きょう(12月20日)、1999年12月20日にマカオがポルトガルから中国に返還され、一国二制度の下、マカオ特別行政区が発足してから17周年の記念日を迎えた。
マカオ特別行政区政府は同日午前、金蓮花広場で国旗・区旗掲揚式、マカオタワーでレセプションを開催。午後にはタイパ島のオリンピック・スポーツセンター・スタジアムで音楽コンサート、夜にはマカオタワー前の海上で花火大会といった祝賀イベントの数々が予定されている。
マカオ特別行政区のフェルナンド・チュイ(崔世安)行政長官はレセプションでスピーチを行った際、長きに渡った調整期を経て、目前のマカオは安定した発展局面にあり、一国二制度の優勢を継続して活かすことで、安定を大切に維持していきたいと述べたほか、マカオ政府として、民生の改善に重点を置いた施政に取り組む方針を示した。
マカオ経済は返還以降、長きに渡って右肩上がりの成長を続けてきたが、2014年から屋台骨となるカジノ業の不振が続いた。しかし、ようやく今年8月になってカジノ売上が昨対プラスに転じた後、上昇ペースの拡大が続いている状況にある。
ちなみに、香港が英国から中国に返還されたのは、マカオからおよそ2年半前の1997年7月1日のことで、来年(2017年)には節目の返還20周年を迎える。