マカオ、カジノ高利貸しが完済した客の勝ち分を詐取して御用
- 2017/1/10 10:24
- 社会・政治
マカオのカジノVIPクラブを訪れた香港人ギャンブラーが高利貸しグループによる詐欺被害に遭う事件があったという。
マカオ司法警察局によれば、被害者は1月1日午後11時頃、マカオのカジノVIPクラブで高利貸しグループの男らからベット金額の1割を利息とする条件で100万香港ドル(日本円換算:約1500万円)を借りてギャンブルに興じたところ、数時間の間に利息及び元本を差し引いた上で45万香港ドル(約675万円)の勝ちが手元に残ったとのこと。この際、高利貸しグループの男のひとりがチップを現金に交換し、香港まで届けると提案したため、被害者はこの話を信じて45万ドル分のチップをVIPクラブの口座に預けたが、香港に戻ってから一向に金が届かないことから、マカオ司法警察局に通報するに至ったという。
その後、警察の捜査で高利貸しグループの香港人2人とマカオ人1人の計3人の身元を割り出し、同月4日午後、マカオのカジノ施設及びマンションで身柄を確保し、この事件に関連すると見られる37万香港ドル(約555万円)の現金を取り戻すことに成功。3人は犯行を認める供述をしているといい、詐欺と賭博向け高利貸しの罪で逮捕、送検された。