行政長官訪京―通関時間延長等実現へ向け協議
- 2013/1/16 10:21
- 社会・政治
マカオ政府報道官事務所は15日、崔世安行政長官が今月21から23日までの日程で北京の税関総署、公安部等の省庁を訪れ、通関利便性向上、粤澳新通道(広東省・マカオ間の新イミグレーション)建設実現に向けた協議を行うと発表。
行政長官は昨年12月に北京を訪れ、国家指導部に対しマカオ特区政府の活動報告を行っている。その中で、指導部からマカオ特区と広東省の協力を通じた中国本土との連携強化によるマカオの多元的発展を図るよう指示があった。今回の訪問には劉仕堯運輸工務司司長、徐禮恒税関長らが行政長官に同行し、区域協力プロジェクトの推進強化、通関利便性向上について指示の具体化に向けた協議を行う予定。
昨今、中国本土経済が安定した成長を遂げ、珠江デルタ地域住民の生活レベルが向上、さらに広珠都市間鉄道の開業もあり、マカオと珠海の間のイミグレーションの混雑が拡大している状況にある。広東省とマカオの協力拡大を実現するためにも、まず通関環境の両課による両地の住民及び観光客の往来をスムーズにすることが先決。今回、訪問団は横琴イミグレーションと拱北イミグレーションの利用時間延長案及び24時間通関化実現へ向けた検討を促すという。同時に、今後予定されているマカオの乗用車による横琴島乗り入れについての問題点などについても意見交換を行う。