マカオで暗躍の大規模売春グループ摘発=逮捕者60人以上

マカオ司法警察局は1月13日に記者会見を開き、同月12日未明から13日未明にかけて中国広東省珠海市の警察当局と合同実施した大規模クロスボーダー型売春グループに対する摘発の経緯報告を行った。

マカオ司法警察局では、昨年(2016年)10月、珠海市公安局から中国本土の犯罪グループが中国本土の女子を集めてマカオで違法な売春活動を行っているとの情報がもたらされたことを受け、両地の警察当局による合同捜査を進めてきたとのこと。

この犯罪グループは中国本土の兄弟がトップに立ち、2014年から活動していたといい、マカオの路上でのピンクチラシ配布による集客や常連客向けに中国本土で集めた女子を斡旋し、マカオ・新口岸地区の複数のホテルで性的サービスをさせ、女子らに保護と住まいを提供していたとのこと。警察による2ヶ月間の内偵捜査の結果、グループが新口岸地区の2つの高級マンションの部屋をアジトとしていることを突き止め、かつ、厳重な警備体制を敷き、警察の動きを察知する高い能力を有していることが分かったという。

両地の警察は1月12日未明から摘発を開始。マカオ司法警察局は30人の捜査員をグループの2ヶ所のアジトに送り込み、トップ1人を含む男女メンバー6人及び客に性的サービスを提供していた女子13人を逮捕し、現場から大量の売春用品、帳簿、20台以上の携帯電話、5万香港ドル(日本円換算:約75万円)の現金を押収した。その後、13日未明にはコタイ地区の蓮花イミグレーション施設で中国本土へ向かう準備をしていたグループ幹部を逮捕。また、珠海警察は160人の捜査員を投入し、珠海市及び湖北省でグループのもう1人のトップを含む42人を逮捕したとのこと。

このグループでは1回あたり1500〜2000香港ドル(約2万2500〜3万円)の価格で客に性的サービスを提供し、このうち3〜4割が女子の取り分だったという。

マカオ司法警察局による大規模売春グループ摘発の経緯報告記者会見=2017年1月13日(写真:澳門司法警察局)

マカオ司法警察局による大規模売春グループ摘発の経緯報告記者会見=2017年1月13日(写真:澳門司法警察局)

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ・コロアン島の北部・聯生海濱路で4月1日、地元の60代の女性が野犬に咬まれる事故が発生。 …
  2.  マカオ治安警察局は4月2日、マカオ半島の中区にあるマンションの一室について、無認可宿泊施設の疑い…
  3.  マカオ政府経済・科技発展局は4月2日、昨年第4四半期(2024年10〜12月期)の工業輸出状況調…
  4.  このほどマカオ政府財政局(DSF)が公表した最新統計によれば、今年(2025年)3月前半の住宅売…
  5.  澳門海關(マカオ税関)は4月1日、違法な運搬活動(いわゆる運び屋行為)に対する監察体制を維持する…

ピックアップ記事

  1.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…
  2.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  3.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」の新線「横琴線(…
  4.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…

注目記事

  1.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  2.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  3.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  4.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  5.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年4月号
(vol.142)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun