マカオ司法警察局は1月15日、昨年(2016年)の法執行状況総括を公表。年間犯罪認知件数は前年から9.2%増の1万2340件に上った。
このうち、カジノ関連犯罪は19.2%増の1851件。高利貸しによる債権者の監禁事案が前年の3.7倍にあたる503件に上ったのが要因とのこと。
昨今、マカオのカジノを訪れるハイローラーと呼ばれる大口ギャンブラーが減少していることから、高利貸しが借り手を見つけにくい状況の中、これまでよりも表立って活動し、広く集客をしているようだ。また、返済不能に陥った債務者に対する回収も一層厳しさを増していることから、監禁して返済を迫る行為につながっているものとみられる。また、警察はこれに対する取り締まりを強化している。