日本政府観光局(JNTO)は1月17日、昨年(2016年)通期の海外からの訪日旅行者数の推計値を発表した。
特に香港からの訪日旅行者数は大きく伸長。年間を通して毎月10万人以上が訪日し、すべての月で同月過去最高を記録するなど好調が続き、年間では対前年比20.7%増の183万9200人に達した。昨年、香港からは岡山、高松、米子への航空路線の新規就航があった。地域別では、中国本土、韓国、台湾に次ぐ4番目となる。
マカオについては、年間推計値が未発表。公表済みの昨年1〜10月までの累計では前年の同じ時期から21.2%増の7万9202人に上り、前年累計の8万4261人を上回るのはほぼ確実な状況となっている。昨年、マカオから福岡への航空路線の新規就航があった。
なお、上記のマカオからの数字はマカオ特別行政区発行のパスポートが対象で、マカオで普及しているポルトガルパスポート分は含まれないことから、実際の訪日数はさらに多いものとみられる。JNTOによれば、香港の数字にはBNO(英国海外市民)パスポート分を含んでいるとのこと。