マカオ、新ホテル18軒5100室分がライセンス申請中

マカオは人口約65万人、面積約30平方キロという小さな街だが、世界遺産やカジノを核とした大型IR(統合型リゾート)に加え、マカオグランプリなどの国際イベントが数多く開催され、年間3000万人超のインバウンド旅客を数えるアジア屈指の観光都市となっている。

マカオ政府旅遊局は1月18日に年次記者会見を開催。同局のマリア・エレナ・デ・セナ・フェルナンデス局長は、目下、18軒のホテルからライセンス発給申請を受け取っていることを明らかにした。クラス別では、3〜5つ星ホテルが7軒、客室供給数にして約4500室分、格安ホテルが11軒、620室分とのこと。このうち、5つ星ホテル1軒は審査の最終段階にあり、来月(2月)にもオープンできる見通しという。

フェルナンデス局長によれば、昨年(2016年)末時点でマカオで営業中のホテル数は113軒、供給客室数は前年から14%増の3万7634室(うち、格安ホテルは1513室)に達したという。また、初期統計資料によるマカオの昨年の平均ホテル客室稼働率は82〜84%、宿泊人数は1200万人で、3〜5つ星ホテルの平均客室単価は前年から12%下落の161.1米ドル(日本円換算:約1万8500円)だったとした。

MGMチャイナが2017年第2四半期のオープンを目指して開発を進める新IR施設(資料)=マカオ・コタイ地区、2016年11月-本紙撮影

MGMチャイナが2017年第2四半期のオープンを目指して開発を進める新IR施設(資料)=マカオ・コタイ地区、2016年11月-本紙撮影

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ治安警察局は11月21日、他人の身分証を使用してカジノへ入場した上、賭博で獲得した得たポイ…
  2.  冬のマカオの街を美しく彩る毎年恒例のイルミネーションイベント「ライトアップマカオ2024(中国語…
  3.  マカオ政府統計・センサス局(DSEC)は11月21日、今年(2024年)10月の訪マカオ外客数(…
  4.  マカオを中心にアジア、欧州で統合型リゾート(IR)施設の開発・所有・運営を行うメルコリゾーツ&エ…
  5.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」を運営する澳門輕…

ピックアップ記事

  1.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  2.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  3.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  4.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  5.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」を運営するマカオ…

注目記事

  1.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  2.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  3.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  4.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  5.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年12月号
(vol.138)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun