香港特別行政区政府の駐日代表機関、駐東京香港経済貿易代表部が主催し、香港と日本の架け橋となる学生大使を募集する「香港杯 全日本大学 学生大使英語プログラム2016-2017」の最終審査会が1月22日、東京で開催された。
香港杯は今回で9回目の開催。2013年まで英語スピーチコンテストとして開催されてきたが、2014年からパワーポイントを使ったプレゼンテーション形式となり、英語力だけではなくリサーチ力や提案力が問われるものとなっている。
1月22日に開催された最終審査会には220人を超える応募者の中から予選を勝ち抜いた15人の学生が参加し、「日本と香港のジョイントベンチャーで世界市場へ進出」「香港でワーキングホリデー」、「日本と香港でヒットする映画の構想」、「香港グルメをPR」のうち1つのテーマを選んでプレゼンテーションを行った。
審査の結果、「HJ ACCELERATOR – Hub of Japanese Startup in World Wide」のタイトルで発表を行った慶應義塾大学の小西夏香さんが1位に輝いた。
その他の受賞者は、武庫川女子大学の白井美羽さん、東京外国語大学の水上遥さん、慶應義塾大学の田頭佳果さんの3人で、今回の受賞者は全員が女子学生となった。
最終審査会で入賞した4人は学生大使としての役割を担い、日本の大学生の間で香港への関心を高め、香港と日本の相互理解を促進することが期待されている。今後、4人は香港中文大学への10日間短期留学など、現地での学習及び生活体験を含む研修に派遣されるほか、日本において香港関連のインターンシップに参加するの機会も与えられるという。