【マカオIR探訪記】ウィン・パレス…完成度の高さが光る豪華&エレガントリゾート

ショップ

リゾートをぐるり一周するかたちの「ウィン・エスプラナネード」と名付けられたスタイリッシュなショッピングアーケード(面積は1万8580平米)がある。デザイナーズファッションブランド、ウォッチ、ジュエリーショップを中心に、およそ50店舗がラインナップ。ブランド店の営業時間は午前10時から深夜12時までとなっており、夕食後にゆっくりショッピングを楽しむといったこともできる。

ショッピングアーケードにも多くの美しいフラワーやアート作品が設置されている。写真はイーストエントランス近くにある彫刻家ジェフ・クーズン氏の作品「チューリップ(Tulip)」-本紙撮影
ショッピングアーケードにも多くの美しいフラワーやアート作品が設置されている。写真はイーストエントランス近くにある彫刻家ジェフ・クーズン氏の作品「チューリップ(Tulip)」-本紙撮影

レジャー・エンターテイメント

ウィン・マカオでも大好評を博した「パフォーマンス・レイク」の噴水ショーの規模拡大版が導入されている。パフォーマンス・レイクの面積は2万6783平米で、水面を踊らせる装置が171基、ハイパー噴射装置が18基、ミニ噴射装置が1001基、水中リオライトが4105個も備えられ、ウィン氏がセレクトしたというクラシック、ポップミュージック、ブロードウェイミュージカル楽曲、中国歌曲に合わせて水が舞い、色とりどりの光が彩りを添える。ショーは正午から午後7時まで30分に1回、午後7時から深夜12時まで20分に1回の間隔で上演され、各ショーはおよそ3分半。無料で見学できるとあって、パフォーマンス・レイクの周りは多くの市民や観光客が集まる観光名所となっている。また、パフォーマンス・レイクを一周するスカイキャブと呼ばれるゴンドラも運行。28メートルの高さから噴水ショーやコタイ地区の町並みを眺めることができる。現在建設中のマカオLRT(新交通システム)の駅前にも乗降場があり、駅が開業すれば、リゾートへのアクセス手段としても活躍する見込みだ。

パフォーマンス・レイクとスカイキャブ-本紙撮影
パフォーマンス・レイクとスカイキャブ-本紙撮影

リゾート内にはマカオ最大規模を誇るスパ施設「ザ・スパ」やヘア&ネイルサロン、宿泊ゲスト専用の屋外スイミングプールも併設。プールサイドからも噴水ショーを鑑賞することができる。

屋外スイミングプール-本紙撮影
屋外スイミングプール-本紙撮影

MICE施設

プライベートなパーティから大規模コンベンションまで対応可能な大小の会議室及びボールルームがあり、テーラーメイドのイベントの企画、実行をサポートしてくれる専門チームもスタンバイする。

グランド・シアター・ボールルーム-本紙撮影
グランド・シアター・ボールルーム-本紙撮影

カジノ

フロア面積4万5987平米という大型カジノを擁する。バカラ、大小(シックボー)、ルーレット、ブラックジャック、カリビアンスタッドポーカーといった各種ゲーミングテーブルのほか、スロットマシンなどの電子カジノ機器も多数設置されている。

今回の取材滞在を通じて、随所にスティーブ・ウィン氏のこだわりが行き届いているように感じた。スタッフひとりひとりがプロフェッショナルな仕事を追求する姿勢が印象的で、ウィンパレスで働くことに誇りを持っていることが伺うこともできた。ウィンパレスでは、第2期拡張部の用地も準備しているといい、将来的なスケールアップも期待されることから、引き続き動向に注目していきたい。

(取材・文:本紙特集班―2017年2月)

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