マカオ半島北部の關閘と中国広東省珠海市の拱北を結ぶボーダーゲート内で3月16日午後、中国広東省公安からマカオ司法警察局へ昨年（2016年）マカオで発生した殺人事件の容疑者の男（58）の身柄引き渡しが行われた。

マカオ司法警察局の発表によれば、容疑者は昨年9月、マカオ半島・雀仔園公設市場近くの飲食店前でケンカ相手の男性（50）を割れたガラス瓶で頸部を刺すなどして死なせた疑いが持たれている。その後の捜査で、事件後すぐに中国本土へ逃亡していたとことが判明。インターポールを通じて中国公安に捜査協力を依頼していたところ、今年2月27日に広東省内での逮捕につながった。

容疑者は以前マカオで犯罪歴があり、数年にわたって収監されていたとのこと。また、被害者とは20年来の知り合いだったという。

中国公安からマカオ司法警察局への容疑者の身柄引き渡しの様子＝3月16日（写真：マカオ司法警察局）