マカオのカジノIR最大手サンズチャイナの料飲部門、1日あたり肉類10トンなど食材使用量も桁外れ

マカオで複数のカジノIR(統合型リゾート)を運営するサンズチャイナ社は4月6日、地元中小企業からの仕入れ機会を拡大するビジネスマッチングプランの立ち上げに関する記者発表会を開催した。

同社はマカオのマカオ半島新口岸地区でサンズマカオ、コタイ地区でヴェネチアンマカオ、プラザマカオ、サンズコタイセントラル、パリジャンマカオの大型IR施設を運営しており、マカオのカジノ市場における売上シェアは同業6社の中で最大を誇る。

ウィルフレッド・ウォン(王英偉)社長は記者会見で挨拶を行なった際、同社の料飲部門が1日に提供する食事の数は5.7万食に上り、1日あたりに使用する食材も卵が2.6万個、肉類が10トン、魚介類は4トンにも及ぶとのエピソードを紹介。同社の325部署が日常的に仕入れを行なっていることから、地元企業にとってビジネスチャンスは無限に存在すると述べた。

なお、同社が昨年1年間で仕入れを行なった現地中小企業は375社で、総額は20億パタカ(日本円換算:約277億円)だったとのこと。

サンズコタイセントラルからヴェネチアンマカオ(右)、プラザマカオ(左)を望む(資料)=2016年5月、マカオ・コタイ地区ー本紙撮影

サンズコタイセントラルからヴェネチアンマカオ(右)、プラザマカオ(左)を望む(資料)=2016年5月、マカオ・コタイ地区ー本紙撮影


サンズチャイナ社のウィルフレッド・ウォン社長=4月6日、ヴェネチアンマカオ(写真:Sands China Limited)

サンズチャイナ社のウィルフレッド・ウォン社長=4月6日、ヴェネチアンマカオ(写真:Sands China Limited)

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ政府旅遊局(MGTO)は4月11日、(前月28日にミャンマーで発生し、隣国のタイでも大きな…
  2.  マカオでは世界的な健康意識の高まりを受け、マカオでは屋内公共エリア及び公園などの大半を禁煙とする…
  3.  格安航空会社(LCC)大手エアアジアグループのタイ・エアアジア(FD)は4月10日、香港で会見を…
  4.  マカオ大学マカオ研究センターと経済学部は4月10日、今年(2025年)マカオのマクロ経済予測の更…
  5.  マカオ政府旅遊局(MGTO)は4月10日に会見を開き、「第13回マカオ国際ツーリズム(産業)エキ…

ピックアップ記事

  1.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」の新線「横琴線(…
  2.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  3.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  4.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…

注目記事

  1.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  2.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  3.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  4.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  5.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年4月号
(vol.142)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun