マカオのレストランで食事中の客が約168万円盗まれる=被害者、加害者とも中国人
- 2017/4/13 8:37
- 社会・政治
マカオ・新口岸地区のレストランで3月25日、食事中の中国人旅客が背もたれに掛けていたジャケットのポケットの中に入れていた12万香港ドル(日本円換算:約168万円)の現金を盗まれる事件が発生。
被害者から通報を受けたマカオ司法警察局が店内の防犯カメラ映像を確認したところ、不審な動きをする男がおり、被害者に近づき、現金を盗み取る一部始終がはっきり映っていたという。警察は容疑者として中国人男子(54)の身元の特定に成功したが、すでにマカオから出境していた。
4月11日、容疑者が再びマカオへ入境した際、治安警察局が身柄を拘束し、司法警察局に引き渡した。容疑者は1万3500香港ドル(約19万円)及び5000人民元(約8万円)の現金を所持しており、同局の調べに対し、レストランで10万香港ドル(約140万円)を盗んだことを認め、生活費に充てたなどと供述をしたとのこと。警察は、容疑者を加重窃盗罪で送検する方針。
事件現場周辺は中小規模のカジノ施設やホテル、オフィスビルなどが建ち並ぶ繁華街。