マカオのサクラが見頃迎える…華南の気候に適した品種「広州桜」

世界遺産・ギア灯台のあるギアの丘(松山)の一角に植えられたサクラの花が見頃を迎えている。通りがかった市民や観光客らが足を止め、記念撮影を楽しむ様子が伺えた。

マカオでは、サクラそのものが珍しい存在だ。実はこちらのサクラが植えられたのも昨年のことで、今回が初めてのお花見シーズンとなる。市民の間でもまだ知名度はそれほど高くなく、穴場といえる。

営業距離186メートルで世界最短のロープウェイとして知られる松山ロープウェイの中からも、満開のサクラを見下ろすことができる。

マカオ政府民政総署によれば、ギアの丘に植えたサクラの木の本数は約20本で、品種は高温多湿な華南地方の気候に適した「広州桜」とのこと。1つの花が開花してから散るまでの期間はおよそ7日間、1本の木が花を咲かせる期間はおよそ15日間程度という。

マカオでは、コロアン島のカートサーキット周辺、タイパ島の蓮花大橋のガード下にあるサイクリングコースに「中国紅」という品種のサクラが植えられており、近く見頃を迎える予定となっている。

マカオ・ギアの丘の「広州桜」が見頃を迎える=2017年5月1日-本紙撮影

マカオ・ギアの丘の「広州桜」が見頃を迎える=2017年5月1日-本紙撮影


マカオ・ギアの丘の「広州桜」=2017年5月1日-本紙撮影

マカオ・ギアの丘の「広州桜」=2017年5月1日-本紙撮影

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