マカオの新規大型IR「MGMコタイ」が豪華シェフ布陣発表…17年第4四半期開業予定
- 2017/5/12 15:13
- ツーリズム
マカオ・コタイ地区に今年(2017年)第4四半期にオープン予定の大型カジノIR(統合型リゾート)「MGMコタイ」の運営会社が5月11日、同施設に招聘する豪華シェフ布陣を発表。
ゲストに対して忘れがたい美食体験機会を提供するとともに、マカオのクリティブ・グルメ・スポットを目指すとの抱負を示した。今回、MGMコタイが発表した4人シェフとレストラン・カフェの名称は下記の通り。
マウロ・コラグレコ氏「Grill 58°」
ミシュランガイドで2つ星評価を獲得した実績を持つフランス系アルゼンチン人。フランスの地中海料理店「Mirazur」を「世界のベストレストラン2017」で前年から2ランクアップの世界4位に押し上げたことでも知られる。Grill 58°では、カスタムビルドのエイジングルームで熟成させた世界各地のプレミアムビーフを使ったステーキを中心に、ワインや日本酒も豊富に揃えるとのこと。
ミツハル・ツムラ氏「Aji(雅吉)」
世界的に高い評価を受けるペルー・リマの高級店「Maido(マイド)」の料理長を務める
日系ペルー人シェフ。同店は、「世界のベストレストラン2017」で前年から5ランクアップの世界8位に位置している。MGMコタイにオープンする「Aji」はマカオ初の日系ペルー料理店となる。レストランの漢字名称「雅吉」は中国語(いわゆる北京語)発音で「アジ」となり、スペイン語の「トウガラシ」と日本語の「味」の意味合いも含むという。ペルー風の刺身「セビチェ」、寿司といったシーフードを使ったメニューのほか、ペルーの蒸留酒「ピスコ」やペルー風カクテル、日本酒を揃えるという。
グラハム・エリオット氏「Coast」
ミシュランガイドで星を格闘した実績を持ち、米国のテレビ番組「Top Chef」で司会も務める。「Coast」では、ピザ、パスタ、サラダ、グリルなど、コンテンポラリーなカリフォルニア料理をマカオで提供する。カリフォルニアやニューワールドのワインも多数揃えるとのこと。
ジェニス・ワン氏「Janice Wong MGM」
2013、2014年にアジアのベストパティシエ50に選ばれた実績を持つシンガポール人の女性パティシエ。自身の名を冠したカフェで、見目麗しいスイーツの数々を提供する。店内には7.3メートルの巨大な3色チョコレートファウンテンも設置されるそう。
なお、これまでに発表された情報を総合すると、MGMコタイの敷地面積は約400万平方フィート(約3万7612平米)で、カジノ、1500室規模のホテルのほか、インタラクティブシアター、複数のリテール及び料飲店舗、ファミリー向け施設などで構成され、コタイ地区における宝石箱をイメージしたという外観デザインが特徴となる。純金24Kの金箔3万2千枚を使った高さ11メートル、重さ11トンという巨大なライオン像を設置することでも話題となっている。