マカオ 17年4月の外貨準備高約2兆1804億円=前月から0.6%下落
- 2017/5/15 18:48
- 産業・経済
マカオ政府金融管理局は5月15日、今年(2017年)4月末のマカオ特別行政区の外貨準備高(外匯儲備資産総額)の初歩統計が1541億パタカ(192.4億米ドル、日本円換算:約2兆1804億円)だったと発表した。
訂正後の今年3月の数値1551億パタカ(193.8億米ドル、約2兆1946億円)から0.6%の下落となった。
今年4月末の外貨準備高は前月末のマカオ流通貨幣の約11倍、広義マネーサプライ(M2)におけるマカオの法定通貨、マカオパタカ分の88.9%だった。
また、同月のマカオパタカの貿易加重指数は108.6で、前月から0.45ポイント下落、前年同月から3.68ポイントの上昇。主要貿易相手国・地域の通貨に対して前月比でマカオパタカ安、前年同月比でマカオパタカ高の状況にあることを示している。
マカオは面積約30平方キロ(山手線の内側の半分)、人口約65万人という小さな地域だが、マカオの年間カジノ売上は世界最大を誇り、年間3000万人以上の旅客が訪れるアジア有数の観光都市として知られる。