マカオでアジア最大規模のカジノ見本市「G2Eアジア2017」開幕=日本勢の出展にも注目
- 2017/5/16 12:36
- カジノ・IR
今年で11回目を迎えるアジア最大規模のカジノ見本市「G2E(グローバル・ゲーミング・エキスポ)アジア2017」が今日(5月16日)午前、マカオ・コタイ地区のIR(統合型リゾート)ヴェネチアンマカオのコタイエキスポホールで開幕した。会期は5月18日までの3日間。
G2Eアジアはアメリカゲーミング協会とリード・エグジビションズの共催。マカオのみならずアジア地域を中心に世界中からカジノ業界関係者が集結し、業界の最新トレンドや技術を展示するほか、業界VIPスピーカーが登壇し、カジノ業界の最新情報や今後の展望などについて話し合うカンファレンスも多数用意されるなど、アジアにおけるゲーミング(カジノ)業界の情報、技術、人材が行き交う「ハブ」としての役割を担う見本市として重要視されている。
リード・エグジビションズが5月11日にマカオで行ったメディア向けブリーフィングの内容によれば、今回の展示面積は前回から25%拡大の2.8万平米、出展社数は20社増の180で、このうち3分の1が新規とのこと。ビジターの事前エントリーはすでに前回を上回る7000人超といい、オンサイトエントリーを含む3日間合計の来場者は1万2千人に達する見込みという。
昨今、日本でもIR導入の話題が注目を集めているが、G2Eアジアには日系企業によるブース出展や日本人ビジターの姿も目立ち、日本勢が大きな存在感を示す見本市としても知られる。今回の日本関連の出展者は下記の通り。(五十音順)
<日本企業>
・共同印刷
<日系企業(海外法人を通じた出展)>
・アルゼゲーミングマカオ(カジノ機器)
・エンゼルプレイングカードマカオ(トランプ)
・コナミオーストラリア(カジノ機器)
・JCMグローバル(紙幣計数機)
・D-BACインターナショナル(ソフトウェア)
・マツイアジア(カジノゲーム用品)
・ミカドゲームス(ソフトウェア)
なお、共同印刷のブースでは、集客ソリューション及びセキュリティ関連製品を展示するほか、IR誘致を行う日本各地の自治体のPRコーナーも併設している。各社とも、出展を通じてゲーミング市場における知名度向上及び自社製品・サービスのカジノオペレーターへ積極的にアピールしたい意向で、工夫を凝らしたブースを展開する。
隣接会場で開催される業界向けセミナーでは、日本人の専門家や日本進出を表明しているIR運営会社の関係者らが登壇する日本におけるIR導入やギャンブル依存症対策をテーマにした講演、パネルディスカッション等もプログラムに入っている。