マカオで毎年恒例のクールビズ始まる、エアコン設定温度は「25度以上」に=8月末まで実施
- 2017/6/13 15:22
- 社会・政治
このところマカオでは南国特有の強い陽射しが照りつけ、気温30℃を超える蒸し暑い日が続くなど、本格的な夏が到来している。
マカオ政府エネルギー発展弁公室は6月13日、同日から8月31日までの間、毎年恒例となるクールビズで省エネを目指す「便服夏,齊節能」キャンペーンを実施すると発表。期間中、公務において制服着用義務のない公務員が軽装で出勤することを奨励するとともに、役所や公共施設のエアコンの設定温度を「25度以上」に設定し、省エネに貢献する。
同局では、一般企業や団体にもクールビズを採用するよう呼びかけており、省エネ文化がマカオ社会に定着することを期待するとしている。
マカオでは一般的にエアコンを効かせすぎる傾向があり、寒い室内で厚着をする人も目立つなど、エネルギーの無駄遣いが指摘されている。
今年度のクールビズ開始前夜にあたる6月12日夜には、省エネキャンペーンの一環として午後8時30分から1時間の消灯を実施するイベントが行われ、政府関連施設をはじめ、カジノIR(統合型リゾート)施設や観光スポットのライトアップなどが一斉に消された。