マカオ 17年5月の外貨準備高約2兆854億円=前月から0.9%下落
- 2017/6/15 13:54
- 産業・経済
マカオ政府金融管理局は6月15日、今年(2017年)5月末のマカオ特別行政区の外貨準備高(外匯儲備資産総額)の初歩統計が1527億パタカ(190.2億米ドル、日本円換算:約2兆854億円)だったと発表した。
訂正後の今年4月の数値1541億パタカ(192.4億米ドル、約2兆1045億円)から0.9%の下落となった。
今年5月末の外貨準備高は前月末のマカオ流通貨幣の約11倍、広義マネーサプライ(M2)におけるマカオの法定通貨、マカオパタカ分の87.9%だった。
また、同月のマカオパタカの貿易加重指数は107.7で、前月から0.89ポイント下落、前年同月から2.31ポイントの上昇。主要貿易相手国・地域の通貨に対して前月比でマカオパタカ安、前年同月比でマカオパタカ高の状況にあることを示している。
マカオは面積約30平方キロ(山手線の内側の半分)、人口約65万人という小さな地域だが、マカオの年間カジノ売上は世界最大を誇り、年間3000万人以上の旅客が訪れるアジア有数の観光都市として知られる。