マカオ衛生局がカジノVIPルームに立入検査実施…禁煙標識未掲出発覚

マカオのカジノ施設は、2014年10月6日からハイローラーと呼ばれる大口ギャンブラーを対象としたVIPルームが分煙、平場にあたるマスゲーミングフロアが全面禁煙となった。VIPルームについては、フロア面積の最大50%を喫煙可能なエリアとして設定することができる。

マカオ政府衛生局(SSM)は6月21日、市民からコタイ地区のIR(統合型リゾート)ギャラクシーマカオ内のホライゾンVIPルームで違法な喫煙行為が見受けられるとの通報があったことを受け、カジノ管理当局にあたるDICJと合同で立入検査を実施したことを明らかにした。

調査の中で、禁煙ゾーンに法律で規定された禁煙場所を示す標識が掲出されていないことが判明。SSMでは現場調査記録を作成し、処分について検討を進めるとした。法律では、禁煙ゾーンの目立つ位置に所定のフォーマットに沿った喫煙場所を示す標識を掲出しなかった場合、1万〜10万パタカ(日本円換算:約14万〜140万円)の罰金を科すと規定されている。

マカオの禁煙標識(写真:SSM)

マカオの禁煙標識(写真:SSM)

関連記事

最近の記事

  1.  このほどマカオ科学館が公表した昨年(2024年)の年次報告によれば、昨年の入館者数が前年から8.…
  2.  マカオ治安警察局では、自動車の運転者と歩行者の安全を確保するため、マカオ境内の各所でキックボード…
  3.  マカオ治安警察局は4月8日、タクシー車内で拾った大学生のパソコン(PC)入りのバックパックを着服…
  4.  マカオでは、風水害に対する警戒が必要な雨季(例年4月から9月頃)を迎えている。  マカオの…
  5.  マカオのマカオ半島とタイパ島を結ぶ主要な跨海大橋のひとつにあたる友誼大橋で4月8日午前、バイク1…

ピックアップ記事

  1.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  2.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  3.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…
  4.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」の新線「横琴線(…

注目記事

  1.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  2.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  3.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  4.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  5.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年4月号
(vol.142)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun