中国人ギャンブラーがマカオの有名施設の名前騙る偽オンラインカジノで詐欺被害

マカオ司法警察局は6月23日、中国人ギャンブラーがマカオの有名施設の名前を騙る偽のオンラインカジノサイトで102万人民元(日本円換算:約1661万円)の詐欺被害に遭い、捜査に着手したことを明らかにした。

警察発表によれば、被害者男性は昨年(2016年)10月にマカオを訪れた際、マカオの大型カジノ施設の名前が書かれたオンラインカジノの宣伝ビラを拾い、このサイトのアカウントを開設してギャンブルを始めたが、今月(2017年6月)12日になってアカウントが凍結され、アカウント内にあった102万人民元を引き出せなくなったとのこと。

男性がサイトのコールセンターに連絡したところ、マカオのカジノ施設に行って問い合わせをするよう求められたため、男はカジノに出向いたが、オンラインカジノを開設していないことが判明し、ようやく偽サイトだったことに気づいたのだという。

マカオにおいてオンラインインタラクティブゲーミングライセンスは存在せず、マカオのカジノ運営ライセンスを保有する6陣営はランドカジノのみを運営している。過去にもマカオの有名カジノ施設やギャンブル監理当局にあたるDICJの名を騙った偽オンラインカジノの存在が明るみに出ており、業界が注意を呼びかけている。

マカオ司法警察局(資料)—本紙撮影

マカオ司法警察局(資料)—本紙撮影

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