第64回マカオGPにWTCC世界ツーリングカー選手権が復帰…3年ぶり
- 2017/7/21 18:55
- ツーリズム
長い歴史を持つモーターレースの祭典として高い知名度と人気を誇るマカオグランプリ。今年(2017年)の「サンシティグループ第64回マカオグランプリ」は11月16日から19日までの4日間、マカオ市街地の公道を使用した「ギア・サーキット」を舞台に開催を予定している。
マカオグランプリ組織委員会(MGPOC)は7月20日に記者会見を開き、今大会のレース概要を発表した。看板レースとなる「サンシティグループ フォーミュラ3(F3)マカオグランプリ」については、前回大会で国際自動車連盟(FIA)主導のワールドカップへ格上げされ、今大会も2年連続でワールドカップとしての開催。また、「SJMマカオGTカップ」についても、「FIA GTワールドカップ」として3年連続で開催される。さらに、「サンシティグループマカオギアレース」が「WTCC世界ツーリングカー選手権」の1レースとなり、3年ぶりに復帰となる。このほか、モーターサイクルグランプリなど、期間中に計6種のレースの開催を予定しているという。
F3マカオグランプリは若手ドライバーのF1への登竜門として知られる存在。アイルトン・セナやミハエル・シューマッハといったF1優勝経験者も複数輩出している。2001年に日本人初優勝を飾った佐藤琢磨も翌年からF1に参戦した。
WTCC世界ツーリングカー選手権は改造市販車によるレースで、激しいぶつかり合いなどが繰り広げられることから格闘技レースとも呼ばれ、特にヨーロッパで人気が高いモータースポーツのひとつ。フォーミュラ3(F3)マカオグランプリと並び、長くマカオGPの看板レースとしてファンを魅了してきた。2005年から2014年まで10年間に渡ってマカオGPを舞台にシーズン最終戦「ギア・レース・オブ・マカオ」を開催してきたが、2015年、2016年と2年連続でマカオ開催がなくなっていた。