マカオの上半期累計カジノ税収約6212億円 対前年14.2%増=歳入の82.5%占める
- 2017/7/31 11:12
- 産業・経済
マカオ政府財政局が7月28日付で公表した最新の財政収支データによれば、今年上半期(2017年1〜6月)累計の歳入は前年の同じ時期から14.2%増の548億2970万パタカ(日本円換算:約7531億円)で、年度(1〜12月)予算執行率は60.3%だった。
このうち、ゲーミング(カジノ)税収は14.2%増の452億3140万パタカ(約6212億円)で、予算執行率は62.9%。歳入に占めるゲーミング税の割合は82.5%。
マカオにおけるゲーミング税の税率は、カジノの場合で売上のおよそ40%に設定されている。マカオの月次カジノ売上は2014年6月から2016年7月まで26ヶ月連続で前年割れとなったが、同年8月から今年6月まで11ヶ月連続で対前年プラスを維持している。
一方、歳出は13.6%増の347億5050万パタカ(約4773億円)で、予算執行率は40.7%にとどまった。歳出増の主な要因は投資によるもので、253.9%増の61億5460万パタカ(約845億円)を投じた。
財政収支は15.3%増の200億7920万パタカ(約2758億円)で、予算執行率は360.6%に達している。

カジノのイメージ(資料)—本紙撮影