マカオ、会社新設数・登録資本金ともに増=17年第2四半期
- 2017/8/4 12:50
- 産業・経済
マカオ政府統計調査局は8月4日、今年第2四半期(2017年4〜6月)の企業統計を発表。会社新設数は前年同期から88社増の1229社、登録資本金は51倍もの急増となる73億パタカ(日本円換算:約998.2億円)だった。資本金が急増した理由は、規模の大きいファンド会社の設立があったことによるもの。
業種別では、ホールセール・リテール業が378社、ビジネスサービス業が309社と多かった。なお、解散企業数は195社で、取り消し資本金は2992万パタカ(約4.1億円)。
登録資本金の規模では、5万パタカ(約68万円)以下が全体の72.5%を占める891社で、これらの合計資本金は2313万パタカ(約3.2億円)。一方、100万パタカ(約1367万円)以上は27社で、合計資本金は72億パタカ(約984.5億円)で、全体の99.1%を占めた。
資本金の出所については、香港からが42.3億パタカ(約578.4億円)、マカオからが29.8億パタカ(約407.5億円)、中国本土からが5994万パタカ(約8.2億円)で、このうち汎珠江デルタ9省からのものが3900万パタカ(約5.3億円)あり、江西省が58.7%、広東省が36.2%を占めた。株主構成では、株主全員がマカオ籍という企業が849社、マカオとその他の国家または地域の組み合わせが135社。
今年上半期の会社新設数は19.6%増の2701社、登録資本金は27.4倍の74.6億パタカ(約1020億円)、解散企業数は418社、取り消し資本金は8605万パタカ(約11.8億円)。
今年第2四半期末時点のマカオの登録企業数は5万8955社となり、前年の同じ時期から4063社の増。