マカオの世界遺産「聖ポール天主堂跡」周辺で観光客狙った連続スリ…中国人男子逮捕
- 2017/8/22 9:44
- 社会・政治
マカオ治安警察局は8月19日、世界遺産が密集するマカオ随一の観光名所となるマカオ半島中心部の歴史的市街地区一帯でスリ対策の取り締まり活動を展開した。
同日午後4時頃、同局の私服警察官が聖ポール天主堂跡周辺で通行人の所持品を注視する不審な男を発見。この男の動きをマークしていたところ、買い物中の観光客に近づいて財布を盗んだことが確認できたため、身分を明かして所持品検査を実施しようとした矢先、盗んだ財布と背負っていたリュックを捨てて逃走を図った。警察官が追跡し、身柄を確保することに成功したが、男が強く抵抗したため、もみ合いの中で警察官が軽傷を負ったという。
男の所持品からは、他の被害者から盗んだとみられる財布やスマートフォンなどが見つかった。男は警察の調べに対し、同日3回に渡ってスリ行為を行ったことを認める供述をしているとのこと。
警察では、連続スリの被疑者として、中国本土出身の20代の自称無職の男を窃盗、公務執行妨害、脅迫などの罪で送検する方針。