マカオの8月カジノ売上20.4%増の226.76億パタカ(約3098億円)=大型台風被災も13ヶ月連続対前年プラスに
- 2017/9/1 14:18
- カジノ・IR
マカオ政府博彩監察協調局は9月1日、今年(2017年)8月のマカオの月次カジノ売上について、前年同月から20.4%増、前月から1.2%減となる226.76億パタカ(日本円換算:約3098億円)だったとする最新統計を公表した。
8月の特殊要因として、23日に台風13号(国際名:ハト)がマカオへ襲来し、人的、物的に甚大な被害が発生したことが挙げられる。停電、断水、浸水などの影響で一部のカジノ施設が一時営業中止を余儀なくされた。また、政府旅遊局が25日に団体旅行の受け入れ見合わせ及び個人に対しても渡航再検討を要請。再開は9月2日からの予定。
マカオの月次カジノ売上は2014年6月から2016年7月まで26ヶ月連続で前年割れだったが、同年8月から今年8月まで13ヶ月連続で対前年プラスを維持。また、今年に入って以降、1月と6月を除き、200億パタカ台の大台を突破している。
今年1〜8月の累計カジノ売上は1720.16億パタカ(約2兆3503億円)で、前年同期比19.1%増。プラス幅は前月から0.2ポイント拡大した。
なお、昨年通期のカジノ売上は前年比3.3%減の2232.10億パタカ(約3兆0497億円)で3年連続で前年割れとなったが、マカオ政府の年度予算目標として設定した2000億パタカ(約2兆7326億円)は11月を終えた時点で達成した。
【資料】2017年のマカオの月次カジノ売上の推移(カッコ内は前年比)
・1月:192.55億パタカ=約2629億円(3.1%増)
・2月:229.91億パタカ=約3139億円(17.8%増)
・3月:212.32億パタカ=約2899億円(18.1%増)
・4月:201.62億パタカ=約2753億円(16.3%増)
・5月:227.42億パタカ=約3105億円(23.7%増)
・6月:199.94億パタカ=約2730億円(25.9%増)
・7月:229.64億パタカ=約3135億円(29.2%増)
・8月:226.76億パタカ=約3098億円(20.4%増)
>1〜8月累計:1720.16億パタカ=約2兆3503億円(19.1%増)