台風13号で水没したマカオ關閘BT、再開は2年後メド…抜本的設計見直しで=24路線が迂回

8月23日にマカオを襲った台風13号(国際名:ハト)の影響により水没したマカオ半島北部の關閘バスターミナルについて、現在も閉鎖が続いており、発着する24路線が近隣の10のバス停に迂回を余儀なくされている。

關閘バスターミナルはマカオと中国広東省珠海市拱北地区を結ぶイミグレーション施設の地下部分にあり、1日およそ3000台の路線バスが発着するマカオ半島北部最大の交通の要衝として知られる。

マカオ政府交通事務局とインフラ開発事務所が9月18日午後に記者会見を開き、關閘バスターミナルの再開に向けた修復計画を発表した。発表内容によれば、今回の台風による被災を教訓とし、電気設備を地上に移設するなど、大幅な設計変更を行うとのこと。既存施設と比較して通風及び採光を良化させ、エアコン付き待合室も増設されるという。再開時期については、一部運用再開が2019年第2四半期、全面運用再開が同第4四半期になる見通し。

關閘バスターミナルの完成予想イメージ(図版:マカオ政府交通事務局)

關閘バスターミナルの完成予想イメージ(図版:マカオ政府交通事務局)


マカオ政府交通事務局とインフラ開発事務所による關閘バスターミナルの再開に向けた修復計画発表記者会見の様子(写真:マカオ政府交通事務局)

マカオ政府交通事務局とインフラ開発事務所による關閘バスターミナルの再開に向けた修復計画発表記者会見の様子(写真:マカオ政府交通事務局)

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