マカオの無形文化財に「パッソス聖体行列」など5件追加…合計15件に

マカオ政府文化局(ICM)は9月22日、マカオの無形文化財リストに新規で5件を追加したことを発表した。これによって、マカオの無形文化財は15件となる。

新たに無形文化財リストに追加された5件は下記の通り。

『土地信仰』
地域を守護する道教の土地神に対する信仰。土地神の誕生日にあたる毎年旧暦2月2日には各地にある土地神を祀った寺(土地廟)で広東オペラの奉納などが行われ、中でもマカオ半島の沙梨頭及び雀仔園で開催されるイベントは規模が大きいことで知られる。

土地信仰(写真:ICM)

土地信仰(写真:ICM)

『朱大仙信仰』
マカオの漁師が朱大仙に子供の病気の治癒を祈願し、願いが叶ったことに由来する信仰。毎年旧暦の3月から5月の間に漁師らを中心とした団体がポンテ16沖の船上で奉納行事を開催する。

朱大仙信仰(写真:ICM)

朱大仙信仰(写真:ICM)

『搭棚工芸』
竹を使った建築現場における足場技術。

搭棚工芸(写真:ICM)

搭棚工芸(写真:ICM)

『パッソス聖体行列』
マカオにカトリックマカオ教区が設立された16世紀以来続くカトリックの伝統行事で、2日間にわたって行われる。日程は毎年変動し、2017年は3月4〜5日に行われた。初日は、十字架を背負ったキリスト像を掲げた行列が市内中心部を行進しながら聖オーガスティン教会からカテドラル(大堂)へと向かい、そこで夜通し祈りを捧げる。翌朝、司教、教徒たちによる祈りの歌の中、行列は再び聖オーガスティン教会に戻り、そこで厳かにミサが行われる。
かつて、聖オーガスチン教会に安置されていたキリスト像をカテドラルに移したところ、翌日に元の場所に戻っていたという言い伝えに基づくものとされ、マカオのカトリック信者によって長く受け継がれてきた重要行事のひとつ。

パッソス聖体行列(写真:ICM)

パッソス聖体行列(写真:ICM)

『ファティマ聖母の行列』
1917年にポルトガルのファティマで起こったといわれるカトリックの奇跡の「ファティマの奇跡」を記念したもので、毎年5月13日に行われる。突如聖母マリアが出現し、預言を聞いたという奇跡の目撃者に扮した3人の子供たちを中心に、純白の衣装を身に纏った女性たちがマリア像を掲げて祈りをささげながら聖ドミニコ教会からペーニャ教会まで厳かに行進する。

ファティマ聖母の行列(写真:ICM)

ファティマ聖母の行列(写真:ICM)

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