マカオ政府統計調査局は9月27日、今年（2017年）6〜8月期の雇用統計を公表。総体失業率は前回調査（5〜7月期）から横ばいの2.0%、不完全雇用率は0.1ポイント上昇の0.5%だった。マカオ居民（マカオ居留権保有者）に限った失業率は0.1ポイント下落の2.7%。

マカオの総体失業率は2015年2〜4月期まで史上最良水準の1.7%、3〜5月期から5〜6月期まで1.8%、6〜8月期から16年10〜12月期まで1.9%、以降は2.0%で推移している。

今年6〜8月期の労働人口は39.21万人、労働参加率は71.5%。このうち、総就業人口は前回調査時から100人増の38.42万人、マカオ居民に限ると1200人増の28.38万人。

前回調査時との比較における主要業界別の就業人数の動向については、カジノ・カジノ仲介業が1.2%増の8.11万人、卸売・リテール業が3.2%減の4.55万人、建設業が3.1%減の3.31万人、ホテル業が2.3%減の3.12万人、飲食業が横ばいの2.45万人だった。

失業人口は前回調査時から100人減の7900人。失業人口のうち、初めて職探しをする新増労働力の占める割合は2.0ポイント上昇の17.2%。

前年の同じ時期との比較では、労働参加率が1.2ポイント下落、失業率と不完全雇用がそれぞれ0.1ポイントの上昇。

マカオの町並み（資料）＝マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月（写真：GCS）