17年8月マカオ商品貿易統計…輸出入とも減=台風13号被災影響
- 2017/9/27 18:37
- 社会・政治
マカオ政府統計調査局は9月27日、今年(2017年)8月の商品貿易統計を公表。8月23日にマカオを襲った台風13号の影響により、輸出入とも対前年で減少となった。
今年8月の商品貿易輸出総額は前年の同じ時期から17.2%増の8.0億パタカ(日本円換算:約111.8億円)。このうち、再輸出は7.3%減の6.9億パタカ(約96.4億円)で、品目別では電子部品が72.5%の顕著な減少となる3972万パタカ(約5.6億円)だった。マカオ製の商品の輸出は50.2%減の1.1億パタカ(約15.4億円)にとどまり、品目別では、たばこが56.8%の大幅減となる1830万パタカ(約2.6億円)だった。商品貿易輸入総額は4.3%減の63.3億パタカ(約884.8億円)。品目別では、腕時計が22.6%、ゴールド製ネックレスが13.0%のそれぞれ減。同月の商品貿易赤字は55.3億パタカ(約773.0億円)。
今年1〜8月累計の商品貿易輸出総額は前年の同じ時期から9.0%増の75.4億パタカ(約1053.9億円)。このうち、再輸出は12.7%増の63.8億パタカ(約891.8億円)、マカオ製商品輸出は7.9%減の11.5億パタカ(約160.7億円)。輸入総額は4.1%増の474.1億パタカ(約6626.9億円)。商品貿易赤字は398.7億パタカ(約5573.0億円)に拡大した。
今年1〜8月累計の主要輸出先別では、中国本土が17.6%増の14.2億パタカ(約198.5億円)、香港が14.3%増の44.8億パタカ(約626.2億円)、EUが0.1%増の1.2億パタカ(約16.8億円)、米国が14.3%増の1.1億パタカ(約15.4億円)。このほか、ポルトガル語圏諸国は87.9%減の67万パタカ(約0.1億円)。品目別では、非紡績商品が7.5%増の69.1億パタカ(約965.3億円)。機械設備とパーツが32.0%増の7.7億パタカ(約107.6億円)、電子部品が31.2%減の5.7億パタカ(約79.6億円)。紡績品及び衣類は28.1%増の6.3億パタカ(約88.0億円)。
主要輸入元については、中国本土が5.8%減の155.5億パタカ(約2172.2億円)、ポルトガル語圏諸国が5.4%減の4.2億パタカ(約58.7億円)だった一方、EUが11.3%増の123.3億パタカ(約1722.4億円)に。品目別では、消費財が11.1%増の315.8億パタカ(約4411.5億円)。このうち、腕時計が24.0%増の34.0億パタカ(約475.0億円)、バッグ及び財布が32.4%増の21.9億パタカ(約305.9億円)とプラスだったが、携帯電話は13.8%減の23.1億パタカ(約322.7億円)、建築資材は16.0%減の11.5億パタカ(約160.7億円)とマイナスに。
今年1〜8月の商品貿易総額は前年の同じ時期から4.8%増の549.5億パタカ(約7616.2億円)。