マカオ、台風20号による負傷者7人…悪質ぼったくりタクシーも横行
- 2017/10/16 9:36
- 社会・政治
10月15日、マカオでは台風20号(国際名:カーヌン)の接近を受け、暴風警報にあたる台風シグナル8が午前10時から午後9時まで11時間にわたって発令された。
マカオ政府は同日、市民防衛オペレーションセンターを稼働させ、危機管理対応にあたった。同センターのまとめによれば、台風シグナル8発令中の負傷者は7人、建築物の破損や看板落下などの事故が72件あったとのこと。
交通にも大きな影響が出た。マカオと香港及び広東省各都市を結ぶ高速船、公共路線バスが全面的に運転を見合わせたほか、マカオ国際空港を発着するフライトも欠航や大幅な遅延が発生。
マカオでは、台風や大雨といった悪天候時に悪質タクシーが横行する。マカオ治安警察局の発表によれば、同局と交通事務局が合同で取り締まりを強化して臨み、ぼったくりが98件、乗車拒否が20件など、検挙件数は100件超に上ったという。