マカオ 17年第3四半期観光物価指数対前年2.17%上昇…ホテル宿泊費や飲食サービス費値上がり
- 2017/10/16 18:06
- 産業・経済
マカオ政府統計調査局は10月16日、今年第3四半期(2017年7〜9月)の観光物価指数が前年の同じ時期から2.17%の上昇となる129.61だったと発表。
同局では、今年第3四半期の観光物価指数を押し上げた主要因として、ホテル宿泊費、飲食サービス費、土産用食品価格とタクシー料金の値上がりを挙げた。分類別の価格指数について、宿泊が6.75%、飲食が5.52%、エンターテイメント・カルチャーアクティビティが5.13%のそれぞれ大きな上昇だった一方、メンズファッション、ハンドバッグ、ネックレス価格の値下がりを受け、衣類・履物が3.75%、雑貨が2.82%の下落だった。
今年第3四半期の観光物価指数は第2四半期との比較でも2.59%の上昇。第3四半期には夏休みがあり、ホテル宿泊費や航空券価格が上昇したため、宿泊と交通・通信の価格指数がそれぞれ10.68%、6.55%上昇。一方、夏物衣料のセール販売があったこと受け、衣類・履物については0.26%下落した。
今年第3四半期までの直近4四半期の観光物価平均指数は、前の4四半期から1.86%の下落。交通・通信と衣類・履物価格指数がそれぞれ12.02%、6.13%の顕著な下落だった。今年第1四半期から第3四半期までの観光物価指数は前年の同じ時期から0.91%の下落。交通・通信と衣類・履物価格指数がそれぞれ10.51%、7.97%の大幅な下落だった一方、飲食価格指数は5.46%の上昇。
観光物価指数は海外(中国本土、香港、台湾含む)からマカオを訪れた旅客がマカオにおいて購入した商品及びサービス(食品、たばこ、衣料・履物、宿泊、飲食、交通・通信、薬品及び個人用品、エンターテイメント・カルチャーアクティビティ、雑貨)の価格変動を反映するもの。