マカオ出身の芸術家シーズン・ラオ氏が大阪開催の大型アートフェア「UNKNOWN ASIA」審査員に…東京やマカオでの展示会も予定
- 2017/11/9 12:22
- 澳日関係
今月(11月)3から4日にかけて、大阪・ハービスホールにて開催された大型アートフェア「UNKNOWN ASIA Art Exchange Osaka 2017」にマカオ出身芸術家、シーズン・ラオ(Season Lao)氏がマカオ代表審査員として参加したという。
主催者によれば、UNKNOWN ASIAは次世代を担うクリエイターの国境を越えた活動支援を目的とするアートフェアとのこと。今回、応募総数345通の中から選ばれたクリエイター200組が会場での作品展示、プレゼンテーションを行った。
参加者は日本、中国、台湾、香港、韓国、タイ、マレーシア、シンガポール、インドネシアなどアジア10ヶ国・地域から。審査員も国際色豊かで、大手広告代理店や出版社など国内の著名なクリエイティブ業界関係者18名に加え、香港、タイ、インドネシアなどアジア各地から第一線で活躍するアートディレクター、編集者、ギャラリスト9名が参加した。
マカオの代表審査員として参加したシーズン・ラオ氏は日本とマカオを拠点に、ヨーロッパからアジアまで招待を受ける国際的な芸術家。2016年にはさっぽろ雪まつりでマカオの大雪像広場コラボ展示のほか、テレビにも出演し、日本・マカオの繋がりを深めたことでも知られる。
ラオ氏は来年(2018年)6月にUNKNOWN ASIAシーズン・ラオ賞授賞の日本作家、森川宗氏を中心に作家数名とともにマカオの文化創造エリア、ラザロ地区にある10fantasiaアートスペースで企画展を開催する予定となっており、アート作品を通じた日本とマカオ、アジアとの架け橋となる活動を展開する。
さらに、今月13日からは東京の有名な文化芸術施設art chiyoda 3331にてラオ氏企画・招待のもと、マカオ作家によるマカオ・コンテンポラリー展示会を開催予定となっている。