マカオカジノIR運営大手GEGが17年第3四半期業績発表…売上高対前年2割超の増加
- 2017/11/9 13:24
- カジノ・IR
マカオのカジノ運営ライセンスを保有する6陣営の一角、ギャラクシーエンターテイメントグループ(銀河娯樂集團、以下GEG)は11月9日、今年第3四半期(2017年7〜9月期)の監査前業績を公表した。
同社発表資料によれば、同社の今年第3四半期の売上高は前年同期から23%、今年第2四半期から10%のそれぞれ増となる159億香港ドル(日本円換算:約2319億円)、調整後EBITDAは前年同期から41%、今年第2四半期から7%のそれぞれ増となる35億香港ドル(約510億円)とのこと。
同社マネジメント層基準計算による今年第3四半期のカジノ売上は、前年同期から24%、今年第2四半期から12%増となる149億香港ドル(約2173億円)。部門別の内訳は、マスゲーミング(いわゆる平場)による売上が14%増の61億香港ドル(約890億円)、VIPルームが34%増の82億香港ドル(約1196億円)、スロットマシンが9%増の5.67億香港ドル(約83億円)。今年第3四半期のマカオ市場全体のカジノ売上は前年同期から22%、第2四半期から7%のそれぞれ増だったことから、GEGの好調さが伺える。
GEGはマカオ半島で「スターワールドマカオ」、コタイ地区で「ギャラクシーマカオ」、「ブロードウェイマカオ」の各カジノIR(統合型リゾート)、中小ホテルに併設するフランチャイズ形式のカジノ施設「シティクラブ」を運営している。今後、コタイ地区の旗艦施設ギャラクシーマカオの第3期、第4期拡張部の工事に着手するほか、日本のカジノ市場への参入を視野に入れ、今年第1四半期にモナコの同業モンテカルロSCMと戦略パートナーシップを締結した。