第64回マカオグランプリのオートバイレースで死亡事故発生…英国出身選手=64年間で17人が犠牲に
- 2017/11/19 9:06
- 社会・政治
第64回マカオグランプリ3日目となる11月18日午後3時45分から開催された第51回マカオモーターサイクルグランプリ決勝レースで死亡事故が発生した。
エントリーナンバー8、英国出身のダニエル・ハガーティー選手(31)が6周目のコース後半にある直角コーナー、フィッシャーマンズベントに差し掛かった際にバランスを崩し、マシンから投げ出されるかたちで防護壁に激突。意識を失ったままコース上に倒れこんだ。すぐにレスキュー隊が駆けつけ、病院に搬送したが、搬送途中で死亡が確認された。
ハガーティー選手は大会出場経験も豊富といい、マカオグランプリには昨年から2年連続での参戦だった。
マカオグランプリにおける死亡事故発生は5年ぶりのこと。64年という長い歴史を持つマカオグランプリだが、今回のハガーティ選手を含め、これまでに選手が13人、観客が2人、消防隊員が1人の計17人が犠牲となった。選手のうちオートバイが9人と最も多い。
第64回マカオグランプリは11月16日から19日までの4日間、マカオ市街地の公道を使用した「ギア・サーキット」を舞台に、F3マカオグランプリ、GTワールドカップ、モーターサイクルグランプリなど6種のレースを開催している。