ヴェネチアンマカオが開業10周年祝賀セレモニー開催…累計来場者数2.8億人=コタイ地区大型IRの先駆け
- 2017/11/21 13:18
- 産業・経済
世界最大のカジノ売上を誇る都市として名を馳せるマカオ。新興埋立地のコタイ地区、マカオ半島の新口岸地区を中心に豪華絢爛なカジノIR(統合型リゾート)が建ち並ぶ光景は圧巻そのものだ。
11月20日午後7時、コタイ地区にある「ヴェネチアンマカオ」で開業10周年祝賀セレモニーが開催された。同施設は米国ラスベガスに本拠地を置く大手カジノ運営会社ラスベガスサンズグループ傘下のサンズチャイナ社がマカオで2番目(最初はマカオ半島のサンズマカオ)のプロジェクトとして開発したもので、当時は埋立造成途上で何もなかったコタイ地区初の大型IRとして2007年8月にオープンした。
ちなみに、マカオのカジノ売上がラスベガスを抜いて世界一となったのは、ヴェネチアンマカオが開業した2007年のことだった。
ヴェネチアンマカオの開業後、サンズチャイナ社はコタイ地区の隣接地でプラザマカオ、サンズコタイセントラル、パリジャンマカオと次々に大型IRの開発を続けた。現在、ヴェネチアンマカオを核に4つのIRが館内通路で相互接続され、一体運営されている。

3Dプロジェクションマッピングや花火など華やかな演出となったヴェネチアンマカオの開業10周年記念セレモニー=2017年11月20日(写真:Sands China Limited)
サンズチャイナ社のウィルフレッド・ウォンCEOが10周年祝賀セレモニーのスピーチで語った内容によれば、これまでの10年間でヴェネチアンマカオを訪れた来場者は延べ約2.8億人、4つのIR合計では約5億人にも達するとのこと。
4つのIRの合計ホテル客室数はマカオ市場全体の約3分の1に相当する1万3千室にも達するほか、140の飲食店、850のショップ、複数の多目的アリーナやホール、コンベンション施設などを備え、その規模はマカオでカジノ経営ライセンス保有する6陣営の中でも最大を誇る。
目下、ヴェネチアンマカオでは客室や共用部分のリノベーションを実施中。サンズチャイナ社では、今後も各施設の品質を高め、競争力を維持するための再投資を継続する考えを示している。
なお、ヴェネチアンマカオの開業10周年祝賀セレモニーは8月28日に開催予定だったが、直前の23日に台風13号(国際名:ハト)がマカオへ襲来し、かつてない規模の人的・物的被害は発生したことを受け、地域コミュニティの復興支援にリソースを投じることを優先するため延期していた。

ヴェネチアンマカオの開業10周年祝賀セレモニーでスピーチするサンズチャイナ社のウィルフレッド・ウォンCEO=2017年11月20日(写真:Sands China Limited)