マカオの総体失業率良化、再び1%台に…17年8〜10月期雇用統計

マカオ政府統計調査局は11月27日、今年(2017年)8〜10月期の雇用統計を公表。総体失業率は1.9%、不完全雇用率0.5%、マカオ居民(マカオ居留権保有者)に限った失業率は2.6%で、いずれも前回調査(7〜9月期)から0.1ポイントの下落だった。

マカオの総体失業率は2015年2〜4月期まで史上最良水準の1.7%、3〜5月期から5〜6月期まで1.8%、6〜8月期から16年10〜12月期まで1.9%、16年11月〜17年1月期から7〜9月まで2.0%で推移してきた。

今年8〜10月期の労働人口は38.72万人、労働参加率は70.8%。このうち、総就業人口は前回調査時から1400人減の37.98万人、マカオ居民に限ると1300人減の27.99万人。

前回調査時との比較における主要業界別の就業人数の動向については、カジノ・カジノ仲介業が0.4%増の8.13万人、卸売・リテール業が3.4%減の4.37万人、建設業が1.8%減の3.18万人、ホテル業が3.4%減の2.96万人、飲食業が2.5%減の2.38万人だった。

失業人口は前回調査時から300人減の7400人。失業人口のうち、初めて職探しをする新増労働力の占める割合は横ばいの14.8%。

前年の同じ時期との比較では、失業率が横ばい、労働参加率が1.5ポイント下落、不完全雇用がそれぞれ0.2ポイントの下落。

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

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