マカオの公立図書館がオープン時間延長…4館が深夜0時まで

マカオ政府文化局(ICM)は12月18日、来年(2018年)1月から12ヶ月間、一部の公立図書館でオープン時間を深夜0時まで試験的に延長すると発表した。

対象となるのは市内4エリアにある比較的規模の大きい施設にあたるマカオ中央図書館、沙梨頭図書館、黒沙環公園黄營均図書館(以上、マカオ半島)、タイパ図書館(タイパ島)の4館で、新たなオープン時間は月曜日が午後2時から午前0時まで、火曜日から日曜日が午前8時から午前0時まで。休館日は大晦日の午後2時以降と正月三が日のみとなる。

なお、上記の4館では、午前8時から8時30分までと午後8時以降の時間帯は警備員と清掃スタッフのみの駐在となるため、閲覧と自動化サービス設備によるサービスのみの提供となり、キッズエリアなど一部エリアはクローズされるとのこと。

その他の図書館についても、開館時間の繰り上げ、閉館時間の繰り下げ、日曜開館といったオープン時間の延長が実施される。

マカオ経済の屋台骨となるのがカジノ産業だ。眠らない街と形容されるように、マカオにおよそ40あるカジノ施設はいずれも24時間365日オープンとなっている。

カジノ施設だけでなく、空港やフェリーターミナル、一部の陸路イミグレーションも24時間運用となっており、交代制のシフト勤務で働く人も多い。路線バスは終夜運行で、深夜から早朝に掛けて営業している飲食店も少なくない。

ICMでは、昨年10月から今年7月にかけてマカオ半島の紅街市図書館で24時間オープン実験を行うなど、利便性向上に向けた取り組みを続けている。

深夜0時までオープンとなるマカオ中央図書館(写真:ICM)

深夜0時までオープンとなるマカオ中央図書館(写真:ICM)

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ司法警察局は11月22日、違法薬物密売及び使用の疑いで香港人の女(37)を逮捕したと発表。…
  2.  マカオ・コタイ地区にある複合リゾート「リスボエタマカオ(澳門葡京人)」併設のショッピングアーケー…
  3.  在香港日本国総領事館は11月22日、同月14日に澳門日本会に対する在外公館長表彰授与式が執り行わ…
  4.  マカオ市政署(IAM)は11月21日、マカオ半島のギアの丘(松山)に位置する史跡「松山軍用隧道(…
  5.  マカオ政府衛生局(SSM)は11月22日夜、同日マカオ域内で輸入性デング熱感染を新たに1例確認し…

ピックアップ記事

  1.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」を運営するマカオ…
  2.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  3.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  4.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  5.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…

注目記事

  1.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  2.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  3.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  4.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  5.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年12月号
(vol.138)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun