マカオ返還記念日、中国復帰18周年
- 2017/12/20 19:17
- 社会・政治
きょう(12月20日)、1999年12月20日にマカオがポルトガルから中国に返還され、一国二制度の下、マカオ特別行政区が発足してから18周年の記念日を迎えた。
マカオ特別行政区政府は同日午前、金蓮花広場で国旗・区旗掲揚式、マカオタワーでレセプションを開催。午後9時からマカオタワー前の海上で花火大会といった祝賀イベントの数々が予定されている。
マカオ特別行政区のフェルナンド・チュイ(崔世安)行政長官はレセプションでスピーチを行った際、今年10月に開催された中国共産党第十九回全国代表大会(十九大)において、マカオの国家発展全体への統合を支援することが明確に盛り込まれ、マカオの将来の発展方向とマカオの繁栄と安定を維持する条件が示されたとし、マカオ特別行政区政府として十九大精神に則り、マカオにおける一国二制度の実践を推進してくと述べた。
また、今年8月にマカオを襲った大型台風によって被災した際、中国中央政府の全力支援の下、人民解放軍駐マカオ部隊、中央マカオ出先機関、中国各省などからの復興支援を得たこと、マカオ政府とマカオ各界が協力して対応にあたったことを挙げ、マカオ政府として今回の災害を教訓とした危機管理体制の強化及び減災計画などに取り組む考えを示した。
現在、マカオとともに中国の特別行政区となっている香港が英国から中国に返還されたのは、マカオからおよそ2年半前の1997年7月1日のことで、今年は返還20周年の節目にあたり、数々の記念行事が開催されている。