マカオで「勝手基地局」開設、ジャンクSMS発信して賭博サイトへ誘引…16歳の中国人少年逮捕

マカオ司法警察局は1月10日、マカオ半島北部にある關閘ボーダーゲートに面したマンションの部屋に携帯電話向けの電波を発信する基地局を勝手に設置、運営したとして中国本土出身の16歳の少年を逮捕した。

警察が現場に踏み込んだ際、2つの部屋に7組の勝手基地局設備が設置されており、このうち6組が稼働していたという。

警察の調べに対し、少年は中国本土のサイトに掲載された求人情報を見て仕事を引き受け、昨年(2017年)11月にマカオへ来たとし、週給1000人民元(日本円換算:約1万7000円)の報酬を得ていたと供述。また、勝手基地局設備を設置した部屋は偽造のマカオ居民身分証を使って賃借契約を結び、家賃はATMから支払っていたという。

少年は1日2時間程度勝手基地局を運営し、賭博サイトへ誘引するリンクの入ったジャンクSMSを発信していたとのこと。警察では、背後に犯罪組織の存在があるとみて、主犯格の行方を追っているとした。

關閘ボーダーゲートはマカオ半島の北部にあり、中国本土の珠海市・拱北と陸路で往来できる主要な出入境ポイントで、年間の利用者数はのべ約1億人。マカオと中国本土はそれぞれ別の携帯電話事業者の営業エリアとなっており、両地の間を往復する際、携帯電話の電波が一旦途切れ、それぞれの地元事業者の電波に切り替わる仕組み。この電波の隙間を利用し、主に中国本土からマカオを訪れる旅客の携帯電話に勝手基地局から発信する電波を拾わせることで無差別にSMSを発信する事件がしばしば発生している。

マカオ司法警察局が押収した基地局設備=2018年1月10日(写真:マカオ司法警察局)

マカオ司法警察局が押収した基地局設備=2018年1月10日(写真:マカオ司法警察局)

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